目次
はじめに
「㈱未来彩園」は、宮城県黒川郡大衡村にある最新技術を活用し、農福連携しながらトマト栽培を行う農園です。自然環境に配慮した有機栽培やコンピューターによる潅水・環境制御を取り入れ、病害虫が少ない安全・安心なトマトを提供しています。今回は、常務取締役の瀬尾誠さんに、未来彩園の取り組みや6次産業化への挑戦についてお話を伺いました。後編では、6次産業化への挑戦と商品開発の裏側、そしてこれから6次産業化を目指す生産者へのメッセージをお届けします。

6次産業化への挑戦
Q.6次化に挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?
廃棄されるトマトを活用した商品を作りたいと思ったのがきっかけです。最初はピューレや味付きの商品を考えましたが、業務用としては味付けがない方が使いやすいことが分かり、1次加工品に方向性を変更しました。こうした商品開発には、ローカルフードプロジェクト(LFP)の支援が欠かせませんでした。
Q.商品開発で苦労したことは?
自社で加工施設を作るのは現実的ではないため、まずは連携先を探そうというスタンスで進めました。マーケティングやテイスティングを仕組みの中で行うことで、より効果的に商品開発を進めることができました。また、会社内で試食を重ね、さまざまな意見を取り入れながら商品を改良していきました。

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6次化を目指す生産者へのメッセージ
Q.6次化に取り組む生産者へメッセージをお願いします。
6次産業化を成功させるには、他の方々との連携が最大のポイントです。自社だけで完結しようとすると失敗する可能性が高いです。これまでの経験から、農商工連携や行政の支援を活用することが重要だと感じています。
また、補助金の仕組みを理解し、経営上の課題に対応していくことも必要です。6次化は簡単ではありませんが、地域の資源を活用し、連携を深めることで道が開けるはずです。

さいごに
未来彩園の挑戦は、6次産業化を目指す生産者にとって、農業の可能性を広げる貴重な事例です。廃棄トマトを活用した商品開発や、福祉との連携を通じた地域貢献は、単なる農業の枠を超えた新たな価値を生み出しています。
6次産業化は、地域資源を活かしながら、持続可能な農業を実現するための重要なステップです。未来彩園の取り組みを参考に、地域の課題を解決しながら新たな可能性を切り開いていきましょう。
[インタビュー企業HP]