目次
はじめに
「㈱未来彩園」は、宮城県黒川郡大衡村にある最新技術を活用し、農福連携しながらトマト栽培を行う農園です。自然環境に配慮した有機栽培やコンピューターによる潅水・環境制御を取り入れ、病害虫が少ない安全・安心なトマトを提供しています。今回は、常務取締役の瀬尾誠さんに、未来彩園の取り組みや6次産業化への挑戦についてお話を伺いました。
支援事業への参加
Q.支援事業へ参加したきっかけは何ですか?
普及センターから「こういう事業があるよ」と声をかけてもらったのがきっかけです。追加募集があったタイミングで応募しました。特に商品開発において、廃棄されるトマトが年間10トンもあるため、これを何かに活用できないかと考え応募しました。
Q.実際に参加してみてどうでしたか?
販路拡大の面で大きな成果がありました。スーパーなどを紹介していただき、確実に商品が売れるようになりました。また、事業計画書を作成することで、単価アップを目指す意識が高まりました。実際にキロ当たりの単価も引き上げることができました。ただし、天候や相場に左右されるため、単価交渉は常に課題です。

トマトへのこだわり
Q.栽培しているトマト「富丸ムーチョ」へのこだわりは?
「富丸ムーチョ」は、糖度と酸味のバランスが良く、懐かしいトマト本来の旨さが特徴です。肉厚で中のゼリーが崩れず、日持ちも抜群です。20年前にオランダ式の栽培方法を導入して以来、さまざまな品種を試しましたが、味・収量・形の面で「富丸ムーチョ」に勝るものはありませんでした。
Q.栽培環境や技術について教えてください。
栽培環境は常に清潔に保ち、病害虫対策としてIPM(総合的病害虫・雑草管理)を取り入れています。また、大学や研究所の方々によって、振動を利用してコナジラミの生殖行動を抑える実験も行われています。こうした技術を活用しながら、安全で高品質なトマトを安定的に生産しています。

福祉への取り組み
Q.福祉系の取り組みについて教えてください。
未来彩園では、A型就労支援事業所として、雇用を進めています。B型就労支援事業所が今は増えてきていますが、雇用契約を結び、給与を支払いながらきちんと活躍してもらう場を作ろうと考え、A型就労支援を行っています。現在は3名を雇用しており、年度内には10名を目標としています。自力で通えることが条件ですが、見学や体験実習なども行っています。
農福連携に関する詳細はこちらのHPをご覧ください!
https://stage8805.wixsite.com/miraitomato
今回は、支援事業に参加してみた感想や事業へのこだわりをお伺いしました。
次回は未来彩園が6次産業化に挑戦した背景や商品開発の裏側、そしてこれから6次産業化を目指す生産者へのメッセージをお届けします。お楽しみに!
[インタビュー企業HP]